同じ目標に向かって、切磋琢磨していける関係がベストだと思っています。その為には同じ情熱を持ち、同じビジョンを持つ必要があると考えます。
良い信頼関係の中に良い指導が出来ると思います。
外から見ていると口を出したくなる事があるかもしれません。ただ、答えを教えることがすべてではないと思っています。選手たちはロボットではありませんし、完全ではないから面白いと思います。選手自らが考えることを大切にしてトレーニングを積み重ねていき、どんどん成長する選手たちのサポートができればと考えています。
私が見てきたアルゼンチンの指導と日本の指導には大きな違いがあります。それは、文化の違いが大きいと思いますが、アルゼンチンでは自分の管理は選手自身に任せる傾向がありました。選手のモチベーションがないのに、トレーニングをしても仕方ないという考え方からきているからです。
一方、日本は選手が真面目な分、練習がスムーズに進み、話をしっかり聞いてくれる選手が多く、選手自身がチームの和を大切にしてくれる傾向があります。
これら双方の良さを上手く組み合わせてトレーニングしていき、選手たちが自立した考えを持ち、自分の行動に責任をもてる様に成長してもらえれば嬉しく思います。